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マイボトルブームに纏わる樹脂とテルペンの関係

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女子か、と自らツッコミを入れたくなるマイボトルを購入しました。夏に向けて。
7年程前に登山用品メーカーのアルミボトルを購入した事に始まり真空断熱マグやタンブラー、マイボトル類のジプシーと化していますので、今後各ボトルの使用感等をボチボチとあげてみようと思います。


さて今回のボトル、女子にデトックスウォーターブーム及びシンプルな透明樹脂製ボトルの火付け役となった(らしいと今回検索して知る)TODAY'S SPECIALのマイボトルが1512円(税込)に対して3COINSで324円(税込)で購入。
実際に流行しているのかどうか、おっさんの僕には実態がトンとわかりませんがネット上で時々見かけるのでそういう事にしておきましょう。

「デトックスウォーター」とは

前述の「デトックスウォーター」とは何か。
検索してみると「果物やハーブを入れた水」の事で利点は「水に風味が付くのでタダの水より飲み進め易く同時にビタミンも摂取できる」との事。
果物を食べてから水をガバガバ飲めば良くね?などと不粋な発言は飲み込みます。
デトックスウォーターのレシピを見るに柑橘系が多用されている様子。

ボトル本体の材質

ブランディングによる価格設定の違いはさて置き約5倍の差に材質でも違うのだろうかと調べてみた所、TODAY'S SPECIALが飽和ポリエステル樹脂で3COINSはポリカーボネートでした。

ここで疑問がひとつ。
「テルペンで樹脂が溶けそう。」
溶けると言っても勿論、いきなりドロッと行くという意味ではない。
一度の溶出は微量ながらも有害物質を連日摂取する可能性、ボトル自体を劣化させ短期間でクラックが発生する可能性が頭をよぎる。
樹脂を扱う方には今更の内容かも知れないが僕は知らない。知らない事は先ず検索してみよう。現代っ子か!(おっさんです)

樹脂製品の耐薬品性

日本プラスチック工業連盟の◆主なプラスチックの特性と用途◆という一覧表を参考にしてみる。
飽和ポリエステル樹脂という名称は一覧表に無いが、PET樹脂の事であると推測される。

PET樹脂ポリカーボネート共にテルペン含む食用油耐性は〈良〉どうやら柑橘系の扱いは神経質にならずとも大丈夫な様だ。
PET樹脂製のボトル即ち、所謂ペットボトルなのだから当然と言えば当然である。

今回購入したボトルのポリカーボネート
こちらは油にも酸にも強いが、〈アルカリに弱い〉らしい。
と言っても飲料に使用する食材は概ね酸性の物が想定される。洗剤がアルカリ性であるが水で濯ぐので樹脂の成分を直接口にする割合は少ないだろう。
洗浄毎にボトル自体の多少の劣化はあるかもしれないが、物が安価であるので使い捨てるつもりでも悔いは残らないだろう。


以上。


※ちなみにボトルにプリントされたフランス語は「MA BOISSON=私の飲み物」
シャレオツなんですかね、女子的には。